初めての双眼鏡の選び方・やっぱり倍率? [双眼鏡]
双眼鏡などスコープ類を買うのが初めての人が一番気に
なるのが、倍率だと思います。
例えば、5x45 6.8°と表示されているものは、倍率が5倍、
口径45mm、実視界が6.8°という事です。
まず倍率の定義ですが、倍率とは裸眼で見た時に見える
大きさの事を示すというのは、みなさんだいたい分かって
いると思います。
倍率はわかるけど他は何?って人は多いと思います。
口径とは双眼鏡の先端にあるレンズの直径の事で、
この先端のレンズを対物レンズといいます。
実視界とは、双眼鏡を覗いてみたときに見える範囲を
角度で表したものです。
倍率が高いほうが、性能が良いように思われがちですが、
倍率が高くなれば大きくは見えますが、その分ぼやけて
いたり、暗かったり、手ブレがひどかったりします。
ですから、高倍率をアピールしたような値段が安い品物は、
「ぼやけていてキレイに見えない」「闇くて見にくい」
「手ブレがひどくて気持ちが悪くなった」など、
買って失敗したと感じる事が良くあります。
用途(野鳥観察、観戦や観劇、天体観察など)によっても
違いますが、もし貴方が初めて双眼鏡を買うのでしたら、
倍率は10倍以下、出来れば5~8倍くらいが無難でしょう。
(もっと低くてもいいですよ。)
何事もそうですが、双眼鏡などのスコープ類もバランスが
良いものが一番使いやすいと思いますので、倍率、口径、
実視界そして価格!
バランスの良いものを選びましょう。